Flags of Our Fathers (2006)
誰もが一度は見たことがあるあの有名な写真が3人の兵士達の運命を大きく変えた話。
星条旗を掲揚した6人のうち生き残ったのが3人の兵士達。
アメリカは当時不人気だった戦時国債の促進を目的に3人をヒーローに仕立て上げてしまった。
3人は時の人となる。
3人の反応はそれぞれ。その後、ヒーローという名誉にしがみつくレニー、拒絶し続け鬱とアル中になってしまうアイラ、一切距離を置こうとするドク。
悲惨な出来事が忘れられず、本当のヒーロー達は死んでいった戦友たち。
それでもアメリカは生きている彼らを英雄として祭り上げ利用する。
アメリカはいつもヒーローを必要としている国。
この映画は、アメリカ国内でもそれほど高い評価を受けていない。
アメリカには常にヒーローが必要で、時に商業的だったりと意図して作られるものだと映画の最後に言っているのがダメなのか。
ピューリッツァー賞を取ったほど有名な写真にマイナスのイメージを起こしかねないからか。
ヒーロー像に苦しむ彼らを真っ向から扱ったこの映画は他にはないと思う。それは評価すべき点だ。
そしてこの写真にどこかで見覚えがあると思ったら、ヴァージニアのアーリントン墓地に行った時に銅像を見たことがあったんだった。
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Length・・・・・・・・・132 minutes
Director・・・・・・・・Clint Eastwood
Cast・・・・・・・・・・・Paul Walker, Ryan Phillippe, Jesse Bradford, Jamie Bell, Adam Beach, Melanie Lynskey, Robert Patrick, Barry Pepper